キョン「最近、生え際が気になる」
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55: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/12(土) 15:02:17.85 ID:vbezHhuW0
古泉「お願いします」

キョン「わかったよ。そうだな、佐々木と会ってから長門の自宅に呼ばれ、宇宙人だと言われた。そしてお前の話でハルヒに特別な力があると言われ、長門に部室で……――あれ?」

古泉「どうしました?」

キョン「いや、長門に部室で……なんだっけ。たしか、携帯電話を見たような」

古泉「それですっ! そこであなたはなにかの異常性を目の当たりにしたのではないですかっ⁉︎」

キョン「いや、忘れちまうぐらいなんだから些細なことだろう」

古泉「おかしいと気がつくには、ご自身の目で確認するのが一番です。通話状態のままでかまいません、携帯の履歴を見てください」

キョン「はぁ……それでなにかなければお前は納得するんだな?」

古泉「はい。これまでの経緯、全て謝罪することをお約束します」

キョン「謝罪なんぞいらん。なければ電話を切るぞ」

古泉「はい」

キョン「ふぅ……ハンズフリーにするぞ」ピッ ピッ

古泉「……」

キョン「……? メールが200件を超えてる? これは……佐々木、佐々木、佐々木。全部、佐々木か……?」ピッ ピッ ピッ

古泉「どうですか? なにもありませんでしたか?」

キョン「いや、待て」

古泉「強い暗示であれば、関連性のある物証で記憶が戻るはずです。あなたは、部室で僕にワカメを増やしてみせろと仰いましたね。長門さんから見せられて信じられたからではないですか?」

キョン「長門、古泉、朝比奈、さん……しかし、長門は、部室で……そうだ。俺が自力で辿り着かなければ消滅する、と」

佐々木「――キョン」

キョン「佐々木……?」

佐々木「どうやらまた悪いゴミ虫が悪さをしているようだね。カサカサ、かさかさ、かさこそ、と。虫は駆除しなければならない」

古泉「彼女から離れるんです! 息の続く限り走って逃げなければ!」

キョン「いや、なんだこの状況は。待ってくれ。悪い冗談かなにかだよな? ちっとも笑えないし」

佐々木「携帯電話を貸して」

キョン「いや、しかし――」

佐々木「貸してッ!」バシッ

キョン「……! お、おい。佐々木?」

佐々木「……」ピッ


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