50: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/10(木) 01:47:22.09 ID:FnbT8T9e0
キョン「……? あれ?」
ブランコ「」キィーキィー
キョン「俺、なんで。誰かと話してたような気がするんだが」
キョン妹「あ、キョンくんだー!」
キョン「お前、こんなところでなにやって――なんだ、その猫?」
キョン妹「この子? えへへ、商店街の近くを歩いてたら見つけたんだ」
猫「ぶなー」
キョン「首輪は……してないみたいだな。野良猫の割に毛並みが綺麗じゃないか」
キョン妹「うんっ! それにすごく人懐っこいんだよ!」
キョン「そうなのか」
キョン妹「キョンくんはここでなにしてたの? ブランコ遊び?」
キョン「いや、そうじゃなかったと思うんだが……うーん」
キョン妹「変なキョンくん。ね、この猫飼ってもいい?」
キョン「こんなぶっさいくな猫をか」
猫「ぶななっ⁉︎」
キョン「なんだ? 驚いたのか? まさかな……」
キョン妹「この子は人の言葉がわかるんだもんっ! ひどいねー!」
猫「ぶなー」
キョン「まぁ、お袋がいいっていうなら俺はかまわんが……チッチッチッ、よっと。……オスか」
キョン妹「おかあさんなら大丈夫! よかったね!」
猫「ぶなー」
キョン「可愛くねぇ鳴き声してんなぁ」
猫「にゃー」
キョン「(変わった⁉︎)」
キョン妹「名前なんにしよう。キョンくんつけてあげてよ」
キョン「あ、あぁ。……そうだな。三味線(しゃみせん)ってのはどうだ」
キョン妹「変な名前」
キョン「そうか? いいよなー三味線」
シャミセン「にゃー」
キョン妹「ええっ⁉︎ 気に入ってるの⁉︎」
シャミセン「にゃにゃー」ごろごろ
キョン「おお、なかなかに愛い奴ではないか」
キョン妹「そっか! それなら決まり!」
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