43: ◆y7//w4A.QY[saga]
2017/08/08(火) 00:06:07.35 ID:8FLDlBWb0
キョン「いやいや、おかしいだろ」
長門「これは必然。あなたからの返信を待っている間、彼女はずっと葛藤していた」
キョン「まて。そうじゃな……くはないし佐々木の行動はたしかに異常だ。ああ、そうだろうよ」
長門「……」
キョン「しかし、俺がおかしいと感じてるのは、ハルヒになんか力があるって、すごぉ〜く納得がいかんが。百歩譲ってそうだと仮定しよう。佐々木が暴走ってそれじゃまるで――」
長門「彼女にも力がある」
キョン「改めて言おう。勘弁してくれ」
長門「解明への歩みが遅い。これでは前回と同じ流れを辿ってしまう。依然としてハゲる確率は高いまま」
キョン「……」
長門「遊びじゃない」
キョン「こんな緊張感のない真剣な話があってたまるか! いちいちハゲハゲ言われてどうやって真顔を保てる! しかもドラゴンボールネタはなんなんだよ! 流行ってんのか!」
長門「べつに」パン パン
キョン「手拍子を再開せんでいいっ!」
長門「わかった」ピタ
キョン「だいたいなんで俺が自力で辿り着く必要があるんだぁ? 長門が知っているなら教えてくれれば、言えないってのはなにか条件でもあるんじゃなかろうな」
長門「その通り、言えることと言えないことがある。発言を許可されるには、あなたが自力で解除しなければならない施錠がある」
キョン「はぁ」
長門「あなたは今、条件があること、彼女に力があるという答えに行き着いた。だから、ロックは解放され、私も発言の許可を与えられた」
キョン「お前にはお前の役割があるってことかよ」
長門「改変された意味は……うっ……ごほっ」
キョン「お、おいっ⁉︎」ガタッ
長門「トマトジュース」
キョン「お前が女じゃなかったら肩パンのひとつでもしていたろうな。
長門「吐血ぐらいならまだいい。制約を破れば待っているのは退場。つまり、消滅する」
キョン「消滅だって?」
長門「ここまでが限界。あとは、自分でカラクリを暴いて」
キョン「だったら、長門とずっと言葉遊びをしていれば、いずれ答えに」
長門「……私のターンは終わり」
キョン「ターン?」
古泉「失礼します」ガラガラ
キョン「……古泉?」
古泉「おや。まだ涼宮さん達は来ていないのですね」
キョン「(古泉がきて、長門のターンは終わり。これがテレビゲームだとすれば次のターンがきた……。時間制限か、なにか似た形のものがあるのか……?)」
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