36: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/08/06(日) 23:08:25.91 ID:vfIO/Fr60
【教室 HR前】
キョン「世界の命運を握ってるだって? それじゃ、まるですぐそこに世界の危機が迫ってるような言い方じゃねぇか」ドサッ
朝倉「おはよう。キョンくん」
キョン「おはよーさん。ハルヒならご覧の通り、席にはいないぞ。トイレにでもいるんじゃないか」
朝倉「今日は違うの。朝、遅かったわね。ホームルームもうすぐはじまっちゃうから、なにかあったのかと心配してたのよ」
キョン「俺を……?」
朝倉「うん、あの、後で伝えたいことがあるんだけど、いいかな?」
キョン「いい、けど」ズキン
朝倉「それじゃあ、昼休みに屋上で待ってるから!」タタタッ
キョン「(なんだ、頭が……っ!)」ズキン ズキン
谷口「おいおいキョン〜!」グイ
キョン「(くっ、おさまってきたの、か)」
谷口「かーっ! あの朝倉涼子に誘われたってのになにしかめっつらしてやがる! なんだぁ? 勝者が見せる余裕かぁ?」
キョン「いや、そういうわけじゃ」
谷口「背中には気をつけろよ。もし告白なんてことになったら……って、そりゃあねぇかぁ〜! なんてったって朝倉だもんなぁ〜! キョンに惚れる要素なんて一ミリもなかったわ! すまん!」パンッ
キョン「おい、勝手に自己完結するのはかまわんが、俺が不必要に巻き込まれたのは気のせいか」
谷口「ま、気にするなって」
国木田「でも、昼休みになんの用なんだろうね」
キョン「他人事だと思うとどこにでもお前らは湧いてくるな」
国木田「キョンは昔から変な子に好かれやすいけど、朝倉さんは優等生だし」
谷口「ないない! 購買パン一年分をかけてもいいねっ!」
国木田「ほんと? じゃあ谷口はそっちに賭ける?」
キョン「トトカルチョを勝手にはじめないでくれ」
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