キョン「最近、生え際が気になる」
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20: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/08/05(土) 12:17:33.69 ID:vYgOB4Up0
キョン「理解できそうもないぜ」

長門「……」スッ

キョン「いや、黙り込まれるのは困るんだが」

長門「%@#&」

キョン「なに言って……おわぁっ⁉︎」

長門「少し、待って」

キョン「わ、ワカメが! 水に戻した以上に膨張しているッ!」

長門「そのまま」

キョン「長門っ、そんな呑気なことを言ってる場合か! ありえない体積で増えてるぞ! というか、なんなんだそれ!」

長門「……」

キョン「超常現象を前にしても冷静なのは頼もしいかぎりだがなっ! せめて! 原稿用紙一行分の言葉を発して安心させてくれると助かる!」

長門「……」

キョン「テーブルから溢れだしてるぞ! いいのか⁉︎ まったく宇宙人ってやつは魔法使いか……宇宙人?」

長門「……」

ワカメ「」もこもこ

キョン「待て、まて。なんで、俺は今、こいつのことをすんなり宇宙人なんだと思った」

長門「最も適切な対処は、事象を見せつけること。あなたは、おかしいと気がついている。脳に負担がかかるけど、そのきっかけを与えたにすぎない」

キョン「一体……長門、もしかしてお前は、本当に宇宙人なのか?」

長門「そう。それが私」

キョン「なんで、ワカメなんだ」

長門「情報操作をするにあたり、周囲への影響を及ぼす可能性が低いものを選んだ。ハゲと連結させる冗談」

キョン「冗談なんて、言うんだな」

長門「……」スッ

ワカメ「」ピタッ

キョン「――止まった。なにかのマジックってわけじゃ、ないんだろうな。きっと」

長門「いずれ知る時がくる。それは自分自身でしること。私にも一定以上の種明かしはできない」

キョン「推理ゲームは苦手なんだがね」

長門「あなたの判断で行動すればいい。未来における行動は現在の自分が責任を負うべき。私はその手助けをするにすぎない」

キョン「どうして、俺を助けてくれるんだ?」

長門「……」

キョン「それも自分で答えを見つけなきゃいけないのか。他人まかせにはしてたら永遠にわからんままだとんな……わかった。俺は長門を信じるよ」

長門「そう」

キョン「自分自身、訳がわからんが、そう思えるなにかを感じるんでね。第六感に賭けてみるのも悪くない」

長門「朝比奈みくると古泉一樹からなにか接触はあった?」


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