千歌「──あの日の誕生日。」
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11: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/07/31(月) 23:43:09.20 ID:qA4i4zbEo


    *    *    *





程なくして。


果南「ご、ごめん、遅くなった……」


軽く息を切らして果南ちゃんが姿を現した。


千歌「おはよう、果南ちゃん」

果南「おはよ、千歌だけ?」


辺りをキョロキョロと見回しながら果南ちゃんがそう尋ねて来る。


千歌「んーん。梨子ちゃんとダイヤさんと花丸ちゃんは先に始めてるよ。」

果南「あ、私待ちだったのか……ごめん、ちょっと仕事が──」


そこまで言って果南ちゃんがハッと息を飲んだ。


千歌「果南ちゃん?」

果南「あ、いや……えっと、遅れてごめん……」

千歌「うん?別に大丈夫だよ」

果南「う、うん……ごめん」

千歌「……?どうかしたの?」

果南「え、あ、いや。なんでもない。今度は私が待ってるね、曜ちゃん辺りがぼちぼち来るでしょ?」

千歌「あ、うん……わかった。」


果南ちゃんらしからぬ、歯切れの悪い態度に少し違和感を覚えた。


果南「……あ、千歌」


果南ちゃんが私の名前を呼んだ。




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