橘ありす「サプライズパーティ」
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22: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/07/31(月) 23:25:25.14 ID:Id0Prsv60

 ***


事務所の扉を開けた途端、けたたましいクラッカーのような音が鳴り響いた。


『ありすちゃん、誕生日おめでとーっ!』


ありす「……えっ?」


突然のことに、困惑する。何が起きたのかが、分からない。

プロデューサーがいる。凛さんがいる。加蓮さんが、奈緒さんが、桃華さんが、薫さんが、卯月さんが、未央さんが、藍子さんが―――みんなが、いる。

そして、見渡してみると、事務所の中が装飾されていた。まるでパーティ会場のように……。


ありす「これ、いったい……」

文香「…ありすちゃんの、誕生日パーティですよ」

ありす「!」

P「ふふ、油断してただろ? もうみんなに祝ってもらったから、パーティなんてやるはずないと。だが考えが甘かったな……パーティやるんです! 一年に一度の誕生日、あんなテキトーなお祝いで済ますわけないだろ!」

ありす「え……」

凛「ごめんね、ありす。プロデューサーがサプライズにしようって言い出して」

加蓮「でも普通にやったら勘付かれそうだから、2段階のサプライズにしようってことになったの。お祝いしたように見せかけたけど、ホントのお祝いはこのパーティでしたー♪」

奈緒「この反応を見るに、どうやらサプライズは上手くいったみたいだな」




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