81:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:37:24.78 ID:aDbJZUbB0
「ええ。でも、どういうつもりなの?」
食蜂の質問に、しばしの沈黙を挟んで美琴は答える。
「アイツがアンタを記憶できなくても、さっきみたいに人伝の情報として、ちゃんと記録すれば大丈夫ってことが分かったじゃない。こうやって私みたいな人を増やして、アンタを覚えるようにしていけば、いつか、アイツの脳にも変化が起こるかもしれないわ」
彼女は溌剌とした声でそう言う。食蜂の目が大きく見開いた。
「1人で抱え込んでんじゃないわよ」
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