5:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 13:31:35.90 ID:aDbJZUbB0
「へ、ちょ、あの」
彼女は覚悟し、思いっきり目を瞑った。だが彼が触れたのは髪だった。軽く触れた指の感触につられ、彼女は目を開ける。
「てんとう虫。お前の頭についてたぞ」
上条の右手の人差し指の先に、てんとう虫が張り付いている。彼女はため息を吐いた。すると、てんとう虫は羽を広げ、花火に吸い込まれるように夜空へ飛び立っていった。
それを見届けけて、彼は言う。
「当たり前だろ。また、来年もよろしくな」
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