21:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 18:48:11.64 ID:aDbJZUbB0
(このバカは……そう言うことを臆面もなく言うんだから)
美琴はゲコ太のお面を後頭部にぶら下げた後、彼の左手を握り、引き寄せた。
「お、おい。美琴?」
「次、あれ買って。言ったでしょ? 何でも奢るって」
美琴が指差したのはわたあめの屋台だった。上条は苦笑し、彼女に連れられ屋台に向かう。
それから、互いにわたあめを頬張りながら、色んな屋台を回った。射的、金魚すくい、スーパーボウルすくい、焼き鳥、りんご飴。弾ける火花のような鮮やかな瞬間が、2人の顔を幸せに彩り、その一瞬一瞬を記憶に焼き付けていく。
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