食蜂「さよならが迎えに来ること」
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18:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 16:35:30.31 ID:aDbJZUbB0



「お前、あの女の後輩のようだな」



黒子は左横を向いた。スフィンクスに乗ったオティヌスが、かき氷を食べながら自分に問いかけてきていた。



「心配せずとも、あの男はお前が思っている以上にずっと強いし、一本筋のある奴だよ。相手の気持ちを無視して妙なことなど起こすことなどあり得ない。私が保証する」



「は、はぁ……」



黒子は反応に困った声でそう返す。



「さて、花火が上がるまで適当に彷徨くとしよう。行くぞスフィンクス」



ニャーと返事をしたスフィンクスは彼女を乗せて屋台の方へと歩き出した。



(上条さんの側によくいるあの方、あれは結局生きた人間なんですの……?)



15センチサイズの存在が意識を持ち、喋りかけて来ることに慣れていない彼女は、1人取り残された状態でそう思った。





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