食蜂「さよならが迎えに来ること」
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17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 16:33:20.33 ID:aDbJZUbB0



「か・み・じ・ょ・う・さ・ん?」



2人の間に、眉間に皺を寄せた黒子が割って入る。上条は慄き半歩後ずさった。



「今日はくれぐれも、節度を持ってお姉さまと遊んでくださいまし。もし妙なことや邪な感情が垣間見えた時は、いつでもこの黒子が成敗してやりますの。風紀委員の腕章にかけて」



「随分と私情で使うんだなオイ! そ、そんなに睨まなくても変なことなんて考えてねぇよ。なあ?」



「へ? え、ええ。そうね、アハハハハ」



彼の質問に、美琴は頬を染めて目を背けながら笑った。そして、行くか。と言った彼は彼女を連れ、屋台の灯りの方へと歩いていった。



2人の背中を黒子は目で追う。その瞳はどこか取り返しのつかない状態のものを眺めているような悲壮感を漂わせていた。





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