16:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 16:31:02.48 ID:aDbJZUbB0
「何イチャついてんのよアンタら」
上条は顔を青ざめさせ振り向く。浴衣姿の御坂美琴が、鋭い瞳でこちらを睨んでいた。その隣には憎悪に滾った目で同じくこちらを睨む黒子がいる。
「み、御坂さん? これはですね、いわゆる応急処置的な奴でして、決してそんな思惑があったわけでは」
「それが今から女の子と2人で遊ぼうとする男のやること? ほんっとデリカシーないわねアンタって」
美琴はフンと鼻息を鳴らし、そっぽを向く。
「美琴! すまん! この通りだ! 今日は何でも奢ってやるから堪忍してくれ!」
上条は彼女の前に立ち、両手を合わせ頭を下げる。彼女はそんな彼を横目で見ながら、少し笑った。
102Res/60.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20