食蜂「さよならが迎えに来ること」
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11:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 16:13:42.59 ID:aDbJZUbB0







息を吸うと、鼻に流入したぬるま湯につけたような空気が、全身を汗ばませる。上条はその感覚を打ち消すように、手にした いちご味のかき氷を頬張った。



「うおっ! ァアーッ! きたきたきたきた来ましたよー」



「やかましい。かき氷くらい黙って食えんのかお前は」



隣から15センチサイズの元魔神、オティヌスのツッコミが入る。彼女は上条家の飼い猫、スフィンクスの背に乗っている。2人は祭りの屋台が並んだ場所から少し離れた、河原のほとりのベンチに座り、先ほど購入したかき氷とペットボトルに入ったお茶を側に置き、美琴が来るのを待っているところだ。





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