モバP「終わりから始まるヒナの物語」
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37:名無しNIPPER[saga]
2017/07/23(日) 20:35:32.24 ID:qTd8CkOQ0
モバP「うそ……この子強引……」

比奈「完全論破ってことで、しゅーりょー」

モバP「えぇ……」

比奈「それじゃ、これで入稿するんであとはプロデューサーに任せるッス」

モバP「……何を?」

比奈「あ、データはこのメモリーカードに入ってるんで」

モバP「いや、だから何を?」

比奈「夏コミの申し込みと、受かった場合の売り子とその他もろもろの手配。印刷は……覆面で宣伝もしないッスからね、50部でお願いするッス」

モバP「……キミは何を言ってるの?」

比奈「いやいや、分かってるッスよ?50は多過ぎだって。正直5部も売れれば御の字ッスよね。残りは協力してくれたみんなに配ろうかなっと思ってるんス」

モバP「違う違う。そうじゃない。何で俺が任されてんの?」

比奈「……アタシじゃ色々と無理なんス」

モバP「確かに売り子で参加したらパニックになりかねんけど」

比奈「アイドルだから無理とかじゃなくて……。お願いッスよ。少しでも悔いは残したくないんス」

モバP「どういうこと?」

比奈「……そういえば、プロデューサー起きたら忘れるんでしたね。じゃあ、お願いしても意味ないッスね」

モバP「比奈?」

比奈「そうだ!プロデューサーのパソコンにこのメモリーカードをぶっ刺しとけば、現実に反映される可能性がワンチャンあるかもッス!」

モバP「おーい。いきなり俺の存在を無視されると軽いホラーを味わうんだけど」

比奈「……失言したんスから空気読んでくださいッス。どう見ても誤魔化してるでしょ」

モバP「えぇ……」



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