9:名無しNIPPER[saga]
2017/07/22(土) 12:15:05.00 ID:xtDe7XNk0
♪♪♪
そのはぁとさんは朝の6時に僕の家にやってきた。
僕ははぁとさんが何度も鳴らすインターフォンの音でたたき起こされた。
「起きろー☆」
モニタの画面一杯にずうずうしく表示されるはぁとさんの顔。クリーム色のツインテール。そして深緑色の瞳。
キラキラと輝くその瞳は、はぁとさんの親が込めた願いのとおり、
とても真っすぐで、自分のやりたいことは最後まで全力でやり切るという強い意志が込められているようで、僕は好きになっていた。
「おはようございますはぁとさん」
目をこすりながら僕はモニタ越しに言った。
「おはよう☆準備できてる?」
「いえ全く」
「昨日の夜に、明日の朝行くって言ったじゃん。なんで準備できてないのさ☆怒るぞ☆」
「朝って10時頃だと思ってました。来るにしても早すぎるんですよ」
「早く動き出さないと夏が終わっちゃうだろ☆早くして☆早くしろ☆それか家にあげろ☆」
「わかりました。すぐ行くので待っててください」
「おい!」
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