ことり「前略 木漏れ日の貴女へ」
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53:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 19:37:32.59 ID:+NyjqKO10


そして、確信した。

ことりは、戻って来られる。


絵里「手紙に書かれていたのは、ほとんどがことりの記憶だった」

絵里「穂乃果に水をあげたのもことり。だって貴女は『食事と一緒に』水を詰めたんですもの。あの日、食事を準備してくれていたのは、にこと真姫と、ことりだった」


「えり……おねがいです……わたしはうみです……」


絵里「海未の行動については、貴女が知っていることしか書かれていなかったわね」

絵里「穂乃果と海未との会話。貴女は、すぐ横で聞いていた。海未がカメラをいじっていたところを、貴女を含めた皆は見ていた」


絵里「でも、海未と凛が何をしていたのかを、貴女は知らない。だって、貴女はにこと一緒にお菓子を振る舞っていたんだもの」

絵里「海未が知らないはずのことも、貴女は書いていた。にこと真姫が私と川で涼んでいたって」


絵里「海未は休憩が始まるとすぐに花を探しに行って、凛と一緒に遅れて戻って来た。ここは、私もよく覚えていなかったのだけれど、凛が教えてくれたわ」

絵里「にこと真姫が川に来たのは、お菓子を食べた後だった。休憩の間まるまるいなかった海未は、にこと真姫が小川に来たのを知らないはずよ」


「やめて………やめてよ………」


絵里「……ことり」


ことりは蹲ったまま頭を抱えていた。




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