輿水幸子「骨董品鑑定のアシスタントですか?
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/20(木) 23:41:59.45 ID:IZgMY6HN0


ハーイ本番いきまーす!5秒前、4、3……


幸子「さて、それでは住職さんに骨董品を見せていただくわけですが、その前に本日協力していただく鑑定人の方を紹介させていただきます!地元で質屋を営む、美術商のフジキさんです!今日はよろしくお願いします!」

鑑定士「よろしくお願いします」

幸子「フジキさんは美術品の修復なんかもされているようですが、今回の偶像寺の建て直しにも関わられているんですよね?」

鑑定士「はい。解体の時に出てきた、割れた美術品の修復などをさせていただきました。その縁もあり、こうしてご相伴に預かれることになりました。いやぁ、歴史あるお寺の秘蔵の品ですよ!楽しみですね!」

住職「お見せするのは、当たり障りのないものばかりですけどね」

鑑定士「いえいえ構いませんよ。本当に秘蔵の品は、もっと信頼関係ができてからということで。何か力になれるようなことがありましたら、気軽に呼んで下さい」

住職「フジキさんを呼ぶと高くつきそうでいやですがね」

住職・鑑定士「ハッハッハ!」

幸子(ドッキリってことは、こういうのも全部演技なんですよねぇ……役者さんなんでしょうか?)

幸子(周りを見てみても、特に仕掛けのようなものは見当たりませんね……ドッキリって気付いちゃうと、いつ何がくるのかわからないから緊張しますね……やっぱり気付かなければ良かったです!まったく!台本を間違えたスタッフさんもカメラを仕込んだスタッフさんも気が抜けてますよ!)

住職「えーと、それじゃあ最初の品を持ってきてもらいますね」

幸子「はい。それじゃあ、お坊さんが品物を取りに行ってくれている間に、ルールの説明をさせていただきますね!」

幸子「まずボクが骨董品を見て、カワイイポイントをつけます。その後、フジキさんに鑑定を行っていただき、評価額を決めていただきます。そして、カワイイポイントと評価額との差がどれだけ開いたかで、ボクのカワイイへの嗅覚を鍛えるわけです。ここまで、大丈夫ですか?」

住職・鑑定士「…………」

幸子「ちなみに、カワイイポイントとは、骨董品が経てきた時間、歴史などといったものの中にあるカワイさをボクが感じ取り、それをボク自身のカワイさと比較した”幸子指数”(単位は1幸子)をボクのカワイさを市場に流した際の1秒辺りの値段である”幸子プライス”を基準に換算したものです」

住職「ちなみに、そこら辺を考えたのは?」

幸子「当然ボクです!」

住職「……そうですか。よくOKがでましたね」


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