20: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/07/23(日) 02:14:22.53 ID:IIsdW/5vO
「こっち見てよ!!」
思い切り地団駄を踏み、そう叫んだ。
晶葉は目を丸くして振り返る。
「話をする時は相手の方を見てよ!会話をしてよ!!普段から時間を気にしてよ!謝るくらいなら反省してよ!行動で表してよ!!」
廊下に響くことも気にせず、声を張り上げる。
「お、おい泉どうした…」
「どうもしてない!!私は、ずっと思ってたことを言ってるだけ!!」
冷静になるだとか、一旦落ち着くだとか、そんなことは泉の頭の中には無かった。
ただ、溢れる想いを止められなかった。
「あ、ああ、その、すまな
「謝らないでよ!!どうせ改める気もない癖に!白々しい口だけの謝罪なんて聞きたくない!!」
晶葉が何を言っても火に油を注ぐだけだった。泉の頭に身体中から血が集まり、今にも血管が破れ方なほど熱かった。
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