17:名無しNIPPER[saga]
2017/07/21(金) 20:39:54.61 ID:9t2ZJ9VMo
よくもまあ、こんな天気にも関わらず長時間できるなと感心する。
デモ隊に囲まれつつ、ゆっくりと車を進ませていく。
「ところで、明日は何時ごろに来られますか?」
「今日と同じ時間でお願いします」
「分かりました」
ナビをここから少し離れたホテルに設定する。
この件は世間から大きく注目を集めているのだ。
本当に処刑が行われれば、戦後における日本最年少の死刑執行者となり、この復讐法によって初めて殺されることになるのだ。
そんな一大事にマスコミが食いつかないわけがない。
テレビや新聞でも、数日間にわたってこのニュースが報道されているほどだ。
迂闊に自宅に帰ろうものならマスコミの餌食となってしまうだろう。
それゆえの措置だと説明しているが、本当はどこかに逃げてしまったり、処罰を行う前に自殺してしまったりという結果を防ぐためにある程度、監視できる状況に置いておきたいという理由のほうが大きい。
「それでは、明日迎えに参りますので」
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