265: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/29(土) 20:34:07.67 ID:gpxFd09ZO
義経四天王の一人・伊勢義盛殿から替えの褌と木綿の着物を頂き、拙者は蒸し風呂に入った。筵に座って溜息を吐くと、やっと安寧の地へ来たかと気が緩む。
ベートーベン(変装)「だーかーら、言ってんだろ。ここは乳と蜜の流れる地じゃあない。まだ刀槍の森の真っ只中だって」
底野「わっ! 弁太郎、お主もいたのでござるか」
ベートーベン(変装)「昔の貴族は滅多に入浴せず、香を焚いて体臭をごまかしていたらしい。くっさ!」
底野「古人の文化を否定してはならぬよ」
ベートーベン(変装)「僕はくっせーのが嫌いなんデース! あっち、疲れるとすぐこれだ。素の話し方に戻ってしまう」
底野「それなのだが、なぜ弁太郎はやたらと素の話し方を隠したがるのだ?」
ベートーベン(変装)「いやだって『〜デェース』とかめちゃんこダサい語尾じゃん」
底野「誠か? 他に理由はないのか?」
ベートーベン(変装)「おいおい、何ヶ月も一緒に旅しておいて、まだ僕を疑ってんの?」
底野「ただ気になっただけだ。お主は大事な友ゆえ……隠していることがあれば遠慮なく打ち明けてくれ。拙者は何時でも相談に乗るでござる。では、先に失礼する」
ベートーベン(変装)「……そう、きたか」フッ
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