30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/15(土) 22:15:28.87 ID:Z4hqYXQc0
ほたる「あれ、ここは……。」
ちひろ「気が付きましたか?仮眠室ですよ。」
ほたる「ちひろさん……私、気を失って……。」
ちひろ「ああっ、急に動いちゃダメですよ。頭を打ったんですから。」
そういえばズキズキと頭が痛む。頭を打った拍子に記憶が抜けて仕舞えばいいのにと思ったけど、全部覚えていて、心の中が空っぽになっていくのを感じた。
ちひろ「Pさんはオーディションの審査員だって。今日はレッスンはお休みだから。この後一度病院で診てもらってね。」
ほたる「わかり…ました……。」
ちひろ「あ、それから、これ。茄子さんからほたるちゃんにって。お守りだそうです。」
ほたる「ありがとう……ございます……。」
夢なら覚めて欲しい。現実なら…夢に戻って欲しい。そんな叶わない願いを胸に、私はもう一度布団を被った。
52Res/43.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20