晶葉「できたぞ助手! アイドルがメス猫になるスイッチだ!」
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8:名無しNIPPER[saga]
2017/07/14(金) 23:44:45.85 ID:5Hza6LH60
P「……うん。今気づいた。これやべえ。まじやべえ。オートモードだから自分で制御できない。たぶん会話イベントが発生した瞬間に、強制的に前後不覚になる。そして途中で第三者にインターセプトされない限り、その会話イベントから発生しうる最高のパーフェクトコミュニケーションが発生する……絶対やばいってこれ……業務は分身に任せて、スイッチの効果が切れるまでどこかに身を潜めないと……」

ありす「やはりここでしたか、Pさん」

P「あ、ありす!? どうしてここに!?」

ありす「スマホにGPS機能がついてることを知らないんですか? それより、説明してください。美優さんにプロポーズしたそうですね」

P「それは違うぞ、ありす。限定された条件下でプロポーズすると約束しただけで――」

ありす「詭弁はやめてくださいッ!」

P「あ、ありす……?」

ありす「待てるって……言ってくれたじゃないですか……っ……それともあれはうそだったんですか!? 子供だからって私を騙したんですか!? こんなにも! こんなにもあなたのことが好きなのに! 子供だからって……それだけで相手にされないなんて、ひどすぎます!」

P「ありす、聞いてくれ。正直にいえば、お前の好意は嬉しい。でも応えるわけにはいかない。いいか、人間ってのは変わるもんなんだ。ましてやお前はまだ一二歳だ。心も身体もまだ幼い。四年後なんてどうなってるかわからない」

ありす「変わりません! 変わるわけがないです! あなたが、あなただけが……ひとりぼっちだった私を見つけてくれた……! この手をつかんでくれた……っ! あなたへの想いが変わることなんてありません!」

P「いいや、変わる。絶対に変わるんだ、ありす。なぜならお前は成長しているからだ。俺はのびのびと大きくなっていく橘ありすが見たいし、ファンの人にも見てほしい。人と触れ合って、友達と遊んで、社会と向き合って、笑ったり、泣いたり、悩んだり、頑張ったりして、どこまでも大きくなっていくお前を知ってほしいんだ」

ありす「……知ってますよ、そんなの。あなたはいつだって私を見守ってくれてる……だから、私だって待てると思った……なのに! 美優さんとプロポーズの約束なんてして……! 嫌です! 私が大人になる前に、私の手の届かないところにいかないでください! 約束してください! 私が、せめて……美優さんと対等の条件になるまで……プロポーズしないって……やくそく、して……くだひゃ、ぃ……ひぐっ……ぇぐ……」

P「ああ、約束だ。ありすが大人になるまで、俺は誰とも結婚なんかしない」

ありす「ほんとう、ですか?」

P「本当だとも」

ありす「P、さん……! Pさん……っ! 大好き!」


 Tulip
 作詞:森由里子
 作曲・編曲:石濱翔(MONACA)


ありす「…………ん、っ……はっ、はぁ……♡」

P「」

ありす「誓いのキス、です……/// 続きは、私が大人になったあとで……♡」


 ――パーフェクトコミュニケーション!



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