杉坂海「オンショアをつかまえて」
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73: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:36:41.65 ID:apvgBKJC0
無言で頷いて、先を促すお兄さん。

「でも、こういう綺麗な、人を輝かせられる衣装を作りたいって思いの方が強かったかな」

「そっか」
以下略 AAS



74: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:37:09.73 ID:apvgBKJC0
と、その時だった。
昼ごはんを買いに行くついでにとってきていたのだろう、お兄さんのスマホが震えていた。

「と、ゴメン海ちゃん、ちょっと電話」

以下略 AAS



75: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:37:36.64 ID:apvgBKJC0

「ゴメン海ちゃん、仕事でトラブルみたい。急遽でなきゃいけなくなった」

「ん、そっか。もともと待ち合わせとかじゃなくて偶々会っただけだしさ、気にしないでよ」

以下略 AAS



76: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:38:02.26 ID:apvgBKJC0
「それじゃ、俺はこれで。またね!」

「うん。お兄さんも、仕事頑張って」

「ありがと。あ、それと海ちゃん」
以下略 AAS



77: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:38:30.41 ID:apvgBKJC0
「俺はさ。『勿体ない』なんて、そんなことないと思う。海ちゃんはきっと、自らが輝ける人だよ」

「え」

ウチが何か言葉を返す前に、お兄さんはじゃあね、と手を振りながら歩き去ってしまう。
以下略 AAS



78: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:39:04.96 ID:apvgBKJC0
――結局、その後。
それまで多少波がありつつも穏やかだった海は、急に波が強くなってきてしまった。
回りのウィンドサーファーに倣って、ウチも撤退の準備に入る。
けれど器具の片づけをして、着替えをして、帰り道の途中でさえも。
お兄さんの言葉が、何故か耳から離れなかった。


79: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2017/07/20(木) 23:40:05.34 ID:apvgBKJC0
今日はここまで。
また書けたら、続きを投稿していこうと思います。
本当は海さんの誕生日に完結したかったけど、うん、無理でした。
これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。

以下略 AAS



80:名無しNIPPER[sage]
2017/07/21(金) 01:33:31.78 ID:FEyhZlTN0



81:名無しNIPPER[sage]
2017/07/23(日) 12:40:25.74 ID:9UqWcP7wO
乙、続き待ってる


82:名無しNIPPER[sage]
2017/09/24(日) 19:51:36.64 ID:XhDGe8XPO
あれから2ヶ月


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