二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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22:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:23:56.90 ID:jKZID4Vr0
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ステージの袖で、黒の衣装と、白の衣装を纏った二人は会話を交わす。

「美波さん、ボク達は表現方法は違えど、結構似た者同士なのかもしれないね」

「そう、かな? どんなところがそう感じるの?」

「二人とも、格好つけたがりってことさ」

「ふふっ……。確かにそうかも。それはきっと、アイドルに向いてるってことだよね」

優等生でも、大人でもない、いたずらっ子のような、幼くて純粋なあくどさを持った笑み。

会う度に、話す度に、飛鳥の中で美波の表情が増えていく。

「ああ……その通りさ。だからこそ、キミとなら、自分の新たな扉を開けられる気がするよ」

会場にアナウンスが流れ、ステージが始まる時間が迫る。


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