二宮飛鳥「美波さんにボクの歌が歌えるわけがない」
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23:名無しNIPPER
2017/07/14(金) 09:25:35.58 ID:jKZID4Vr0
「ボクはアイドル、偶像なんだ。見る人の心の中に存在する。ボクはボクのセカイを伝えることで、誰かがボクを意識することで、存在を証明できる」
飛鳥は美波に手を差し出した。
新たなセカイに居場所を求めた少女は、欺し、偽り、偶像として立つことで、ステージの上に自分自身を見い出す。
「私は、私の全力で、ひたむきに歌って……すべてをステージに捧げます。それが、私らしく輝くことだと思うから」
美波はそっと、飛鳥の手を取る。
周囲から女神と崇められた少女は、清濁を併せ飲んだありのままの姿を晒すことで、誰よりも人間としての自分自身を欲した。
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