緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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7:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 06:40:05.45 ID:BU9z89DK0
「……やっぱり、駄目なんだ」


少女はその光景を目の当たりにすると、淡々とそう口にした。


まるでこうなる事が分っていたかの様に、知っていたかの様に。


いや、実を言うと彼女は知っていたのだ。


今まで何度となく試してきた結果から、こうなる事は予測できていた。


中には今投げた以上の石を投じた事もあったが、結果は変わらなかった。


だからこそ彼女の口調からは、落胆した様な感じは一切しなかったのだ。


「……それなら」


ならばとばかりに、少女は次の手にへと打って出る。


再び彼女のその手に、何かが握られる。だが、それは先程とは違って小石では無かった。





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