緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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31:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 22:53:07.19 ID:BU9z89DK0
「あぁ、やっぱりこの方がいいな。持ち上げるにしろ、雰囲気的にも」


Pはそう言いながらも、余裕の表情で智絵里の身体を軽々と持ち上げていた。


「そ、その、私……重くは、ないですか?」


「えっ? いや、別に。智絵里は軽い方だしな」


「だ、大丈夫、なんですか……?」


「大丈夫、大丈夫。心配するなって。これでも鍛えてはいるからな」


「そ、そう、なんですね」


「よし、それじゃあ移動するぞ」


そう一声掛けてから、Pは智絵里を連れて居間にへと向かう。


彼女の身体を落としてしまわない様にしっかりと抱き、ゆっくりとした速度で移動する。


「……えへへ」


その最中、Pの腕の中で智絵里は幸せそうに微笑んだ。


こんな体験をするのは初めてだった事もあるが、何よりもPにされた事が嬉しかったのだ。


自分が好きな相手に、彼女がまだ小さかった頃、夢見て憧れもしたシチュエーションだったから。





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