緒方智絵里「あなたと過ごす、特別で怠惰な一日」
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32:名無しNIPPER[saga]
2017/07/13(木) 22:53:39.70 ID:BU9z89DK0
「なぁ、智絵里。この体勢、辛くは無いか?」


「いえ、平気です。寧ろ……ずっと、このままでいたい……です」


「……ずっとは、難しいなあ。体力的に」


「なら、より長く支えられる様に……もっと鍛えて下さい、プロデューサーさん」


「はいはい、分かりましたよ」


二人で軽口を叩きつつも、着実に席に向かって移動はしていく。


そして居間の机の前まで辿り着くと、抱きかかえていた智絵里を椅子の上にへとそっと下ろした。


「あ、ありがとうございます」


「別に礼なんていいさ。それよりも、冷めない内に食べてしまおうか」


「そ、そうですね」


Pはそう言うと両手を合わせ、「いただきます」と唱えた。


智絵里も同じ様にして唱えようとするが、身体は動かせないので動作は無く、口だけの「いただきます」となった。





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