善子「──不幸な誕生日。」
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9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/07/13(木) 03:10:07.77 ID:OVRkGwzJo

善子「んで、何?こんなところに呼び出して」

千歌「うん!明日のお誕生日会のことなんだけど!」

善子「……一応聞くけど、リリーからは話聞いてないの?」

千歌「聞いてるよ。いっつも誕生日会が失敗しちゃうって話でしょ?」

善子「じゃあ、諦めてよ……。今朝両親が仕事が入ったって言ってて、今年も同じ感じっぽいし。」

曜「台風も近付いてるみたいだしね。私の勘だと明日直撃すると思う」

善子「……自分でもぞっとするくらい、いつも通りね。今年も誕生日どころか、家から出られないじゃない。」

千歌「なら、丁度いいね!」

善子「……は?」

千歌「じゃあ、曜ちゃん!あとお願いね!」


そう言って千歌はとててと屋上から去っていった。


善子「え、何……?」

曜「んじゃ、いこっか」

善子「どこに?」

曜「一旦善子ちゃんちに荷物を取りに行って……それから千歌ちゃんの家」

善子「荷物……?……それに千歌の家……?」

曜「と・に・か・く!千歌ちゃんから任務を授かってるから!いくよー!」

善子「え!?ちょ、ちょっと!?」


こうして、私は曜に引きずられるように帰宅することになった。





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