善子「──不幸な誕生日。」
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14: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/07/13(木) 03:12:23.29 ID:OVRkGwzJo

果南「こ、こら千歌!!足拭かないと廊下濡れるって!」


果南さんが千歌を追いかけて走っていく。


ダイヤ「はぁ……全く何してるんだか……」


ため息をつきながらダイヤさんが後ろを付いていく。


鞠莉「ふふ、ダイヤったら。なんか余裕あるように見えるけど、あれで内心かなり安心してるから」


そんな様子を見て、マリーが耳打ちをしてくる。


ルビィ「さっきまで、この雨の中飛び出していった、千歌ちゃんを追いかけるって言ってて大変だったんだよぉ……」

善子「雨の中で待ってる千歌を見つけたときは……言葉を失ったわよ」

梨子「全くね……お疲れ様、よっちゃん。千歌ちゃんにはこれから皆でお説教だから。」

善子「……まあ、手加減してあげてね」

梨子「ふふ、了解」


ルビィをリリーが笑いながら、浴場へ歩いていく。


曜「うぅ……髪ぐしゃぐしゃ……」

鞠莉「どっちにしろお風呂入ったら同じでしょ、Let's go♪」


マリーに背中を押されて、曜が歩いていく。


鞠莉「あ、そうだ。善子」

善子「……何?あと善子じゃなくてヨハネだからね」

鞠莉「お風呂まではゆっくり来なさい」

善子「……? どういうこと?」

鞠莉「マルと」

花丸「ずら?」

鞠莉「じゃ、気を取り直してLet's go!」

曜「はぁい……」


マリーが駆け足で曜を押しながら廊下の角を曲がって見えなくなった。


善子「……」

花丸「……」


なんだかお互い黙ってしまう。


花丸「……善子ちゃん、そのごめんね」

善子「……なにが?」

花丸「……あのときも今日みたいに……ちゃんと歌ってあげればよかったのかなって」


あの日の誕生会のこと




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