39:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 22:59:34.36 ID:otTlPJINo
「じゃあ……プロデューサーさんはどうですか?」
えっ、ええっ! そこでプロデューサーさんがどうして出てくるんですかっ。
40:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:00:09.41 ID:otTlPJINo
「えっと。プロデューサーさんは……こんな私でも可愛いアイドルにしてくれてっ。
ずーっと憧れてたキラキラした人になるためにサポートしてくれて」
41:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:00:49.50 ID:otTlPJINo
「で、でも。例えば、私は泰葉さんも一緒にいると安心できて大切な人だなって思っていてっ」
「悠貴ちゃんにそう言ってもらえるのは嬉しいですね。可愛い後輩ですから♪」
42:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:01:22.15 ID:otTlPJINo
「あのっ、泰葉さんは……その、恋をしたことあるんですかっ?」
「はい、私は恋をしていますよ」
43:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:01:51.99 ID:otTlPJINo
「えっと、その。……泰葉さんのプロデューサーさんですかっ?」
そう聞いておいて、私の挙げることのできる候補はその1人しかいません。
44:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:02:18.95 ID:otTlPJINo
「あの人はずるいんです」
泰葉さんは、遠くにいる誰かを想うように、私に恋の秘密を教えてくれます。
45:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:02:48.87 ID:otTlPJINo
「今どうしたいってわけじゃないんです。付き合ったりなんて、アイドルには御法度ですからね」
「でも、今は自分が思った通りにいたくて。自分のことは……自分が決めたいんです。
だから私は、自分の好きを大切にしようと思っています」
46:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:03:14.67 ID:otTlPJINo
「ここから先は、私に似ている悠貴ちゃんにアドバイスです」と、
泰葉さんはまたいたずらっこのように笑いました。
「私は、恋は気づくものではなくて、分かるものだと思っています。
47:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:03:49.16 ID:otTlPJINo
さて、そろそろ、レッスンの時間ですね。
そう言って泰葉さんは、本を鞄にしまうと、ソファーから立ち上がりました。
48:名無しNIPPER[saga]
2017/07/10(月) 23:04:23.62 ID:otTlPJINo
やっぱり恋はむずかしいなぁ。
いろんな人が、いろんなことを言うから。
それでも泰葉さんのウィンクが可愛かったことくらいは分かる。
49:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/10(月) 23:04:59.84 ID:otTlPJINo
ちょっと休憩、またすぐ再開します
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