【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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45: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/15(土) 12:17:36.65 ID:+33UyS7K0
「プロデューサーは、このまま家に戻られるのですか?」
「ああ。紬の荷物も届いてるだろうし」
男が言うと、貴音がぱちくりと目を瞬かせた。
それから紬と彼の顔を交互に見比べ、自分の頬に手をやると。
「道中、お気を付けを」
軽く手を振り背中を向ける。
遠ざかっていく貴音の姿を見送ると、男は紬に向き直った。
「じゃ、行こうか」
さくさくと歩き始めた男の後を、紬が黙ってついて行く。
二人の間に会話は無く、もくもくと大通りを通り抜け、
商店街も足早に過ぎ去って、気づけば街の住宅街。
家々に囲まれるようにして作られた公園からは、子供たちの遊ぶ楽し気な声と、
植えてある木々にへばりついているのだろう蝉の声。
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