【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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46: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/15(土) 12:19:59.88 ID:+33UyS7K0

 何とはなしに、紬は被っていた麦わら帽子に手をやった。
 二人で出発する前に、男が彼女に渡した物だ。

「今日も暑いからな」と被せられ、断る理由は特になかった。

 例えばこれが静香なら、「子供扱いは止めてください」なんて彼の厚意を断るだろうが、
 ソレ自体が子供の反応だと心得ている程度には、紬は彼女より大人だった。

(では先ほどのあんみつは? と問われると、あれはプライドの問題ですと返すのが彼女である)

 それに何よりここ数日、途切れぬ蝉の声同様にテレビは猛暑猛暑と鳴いていた。

 頭上の空はカラリと晴れて、雲一つない天晴れさ。

 帽子を被り、涼し気な恰好をしていても、
 見上げる紬の首筋に美しい汗が筋を作るというものだ。


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