【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
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44: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/15(土) 12:15:22.60 ID:+33UyS7K0
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 ――そう、心に固く決心していたというのにだ。
 今のこの状況は一体何なのか?

「ご馳走様でした、プロデューサー」

 甘味屋の軒先で、貴音が男に頭を下げる。

 それに応える彼の隣に、紬は相変わらずの気難しい顔で立っていた。

 結局、問いかけははぐらかされ……いや、あしらわれてしまった彼女である。

「では、私はこれで」

「なんだ、一緒に来ないのか?」

「数軒先に、新しくできた食事処が。元はと言えば、本日はそこへ行く予定でありました」

 男の誘いを断ると、貴音は至極上品に微笑んだ。

 つい先ほど、かき氷三杯を平らげた女性の台詞ではないと紬が思う。

 ……ちなみに「頂くいわれがありませんから」と、
 強がりから彼女が手をつけなかったクリームあんみつも、貴音のお腹に消えていた。


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