【ミリマス】白石紬「あなたはエッチなのですか?」
↓ 1- 覧 板 20
44: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2017/07/15(土) 12:15:22.60 ID:+33UyS7K0
===
――そう、心に固く決心していたというのにだ。
今のこの状況は一体何なのか?
「ご馳走様でした、プロデューサー」
甘味屋の軒先で、貴音が男に頭を下げる。
それに応える彼の隣に、紬は相変わらずの気難しい顔で立っていた。
結局、問いかけははぐらかされ……いや、あしらわれてしまった彼女である。
「では、私はこれで」
「なんだ、一緒に来ないのか?」
「数軒先に、新しくできた食事処が。元はと言えば、本日はそこへ行く予定でありました」
男の誘いを断ると、貴音は至極上品に微笑んだ。
つい先ほど、かき氷三杯を平らげた女性の台詞ではないと紬が思う。
……ちなみに「頂くいわれがありませんから」と、
強がりから彼女が手をつけなかったクリームあんみつも、貴音のお腹に消えていた。
92Res/68.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20