ダイヤ「お、お姉ちゃん・・・?」
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10: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2017/07/10(月) 08:30:02.45 ID:/+fkbjxB0


ダイヤ「それで善子さん。盗み聞きの罪滅ぼしと言ってはなんですが、もしよろしければわたくしが試験対策のお手伝いを致しますけど」

善子「えっ、本当・・・?」

ダイヤ「ええ」

善子(ダイヤさん・・・。3年生でしかも生徒会長。さらに古風な網元の長女。すごく頭いいんだろうなあ。そんな人に勉強を見てもらえるなんて―――)

善子(ああっ、ダメダメ! 私なんかがアイドル大好きなダイヤさんの大切な時間を奪っちゃうのはダメ!)頭ブンブン

善子「すーっ、はーっ・・・」深呼吸

ダイヤ「?」


善子「ふっ・・・。ありがとう。だけどその気持ちだけを頂くことにしておきましょう。見ての通り、堕天使ヨハネの頭脳は人間のそれを遥かに凌駕するのです・・・。甘く見てもらっては困るわ・・・」

ダイヤ「そうですか・・・わたくしでは頼りになりませんか・・・」

善子「はぁっ?! そんなことなっ―――あ、い、いやっ・・・その・・・」

ダイヤ「ふふっ。そんなことないんですの? だったら、わたくしにお任せくださいませ」

善子「でっ、でも・・・」

ダイヤ「・・・・・善子さん。常々いつか言おうと思っていたのですけど」

善子「・・・?」

ダイヤ「あなたは善い子です。だからなのか、人に迷惑を掛けないよう、人に頼らず孤高に生きなければ・・・と、そう考えてはいませんか? でもその考えは大きな間違いですわよ」

善子「えっ・・・?」ドキッ

ダイヤ「人は誰かに頼られてこそ、生きがいを感じ、そして生きがいを感じる事で成長する生き物です。だからわたくしも今ここで善子さんに頼られたら、それはとても嬉しい事ですわ」

善子「そ、そうなの・・・?」

ダイヤ「ええ、そうですわ。どうです善子さん、この際人に頼るという事を覚えてみませんか? そうすればきっと、善子さんはもっと善い子になれますわ」

善子「・・・・・・・・本当に・・・いいの?」モジモジ

ダイヤ「ええ、もちろん。一緒にお勉強するのは、きっととても楽しいですし。だから、ねっ? お姉ちゃんに任せて」ニコッ

善子「・・・・うんっ、うん! お願いお姉ちゃん!」ニコッ









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