タプリス「天真先輩を更生させるんですっ!」ガヴリール「いやいや無駄だから」
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7:名無しNIPPER[sage]
2017/07/07(金) 23:09:40.08 ID:731Vpay40
タプリス「………」


・ありがとうございます、ですが、初対面の方のご好意に甘えるわけにはいきません。

・お気持ちだけ受け取っておきます。

・実は、この後家族が傘をもって、迎えに来る予定なのです。お気遣いなく。

・気にしないでください。傘を忘れたわけじゃないのです。実は、今、空から降る雨粒を数える訓練中なんです。



声をかけられたとき、脳裏に駆け巡ったお断りのセリフの数々……、緊張して、一言も口にできませんでした。


初対面の方を目の前にして、モジモジアウアウハワハワしている間に、がっつりと彼女のご厚意に甘える結果となってしまいました。


ほんと、情けない話です…


いや、結果的には助かったわけですけど…、人見知りな私にとって、初対面の方と相合傘で帰るなんて…とても緊張してしまいます。うう…


助けてもらっただけでなく、気を使って話かけてくる彼女のキモチに少しでもこたえようと、私は、必死で会話を紡ぐ努力をしました。




タプリス「すみません、ほんとに…私ってドジで…、今日は天気予報も観ずに傘を忘れてしまって…お恥ずかしいところをみられてしまいました…」


女の子「そんな、私もおっちょこちょいですから、忘れごとなんてよくありますよ。
ですが傘については、いつ天気が崩れてもいいように、折り畳み傘を鞄に携帯するようにしているんです。よかったら、ぜひ参考にしてみてください」


タプリス「そ、そですね…わたしもそのようにしてみます」



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