三船美優「ごめんなさい」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/06(木) 19:14:09.07 ID:rmr36/IDO
 言葉を紡ぎぱくぱくと柔く動く自分の口元を、眠り体温が上がっているからかほんのりと赤みを差し入れたプロデューサーさんの耳元へ――その場所と、あとほんの少し身体を前へと倒すだけで触れ合ってしまえるほどの距離まで近づけて、言葉を続ける。

 プロデューサーさんの耳だけに届いて至るよう、そこへ尽くしそこだけへ向けて贈って注いで、漏れ出ていくこの吐息がプロデューサーさんの耳や頬を撫でて包むよう……自分の中の熱や想いを精一杯に込めながら、声を囁くようなそれにして言葉を。



「プロデューサーさん、私はずるい女なんです」

「勝手で欲張りでわがままな、そんな女なんです」

「貴方が、私たちを大事に思ってくれていることを知っていて」

「貴方が、私たちからの好意を無下にできない人だと分かっていて」

「貴方が、私たちとの時間を作るためなら陰で無理をしてしまう方だと理解していて」

「それでも、私は私がこうして貴方といたいから」

「こうして貴方と同じ時を過ごしたいから」

「貴方が――プロデューサーさんが、欲しいから」

「そうして、そんな自分勝手な理由で貴方に迫って」

「根を詰めすぎているのでは。と投げかけて」

「癒して差し上げますから。と持ちかけて」

「休みを取るのも仕事の内ですよ。と語りかけて」

「貴方という人を知って、分かって、理解しているのに……なのに、だからこそ、そうして迫って」

「私自身の想いのまま、貴方をこうして付き合わせて独占してしまっている」

「そんな、ずるい女なんです」


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