2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/06(木) 19:12:39.61 ID:rmr36/IDO
「こうして時間を使わせてしまって」
「仕事は山のように……それこそ限りのないほど抱え込んでいるのだと、分かっているのに」
「どんなにあっても足りないような、そんな貴重で得難い大切な時間を……こうして、私との時に使わせてしまって」
「ごめんなさい」
言葉を送りながら、ほんの少しだけ身体を前へ。
背中を丸めて前へ出し、太ももの上で眠りに沈むプロデューサーさんの顔へと自分の顔を近づける。
自分自身で自覚ができる程度に熱を持って上気して、きっと色も元の肌色の上へ紅を幾重か重ねてしまっているのだろう自分の顔を、無防備に緩んで安らぐその顔……心から気を許してくれている、素敵に整ったプロデューサーさんの顔へ、ゆっくりと。
「私はずるい女です」
「――もちろん、貴方を癒してあげたいというのは本当の想いです」
「貴方を温め」
「貴方を安らがせて」
「貴方を労わりたい、と」
「そう思いそう願い、そう想っているのは本当です」
「嘘のない心から本当の気持ち」
「――そう、なのですけど」
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