劉備「ジャンヌ・ダルク助けるぞwww」サトシ「分かったぜ!」
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43: ◆vfNQkIbfW2[saga]
2017/07/12(水) 09:14:37.52 ID:LDqNDbsZO
ピカチュウ「ピ、カ、ヂュウ〜!」

バチバチっと何かの弾けるような音と共に、眩い光球が川の中州めがけて猛スピードで飛んでいった。10万ボルトを当てるためには、ある程度の至近距離まで近づく必要がある。

サトシ「そのまま川も渡り切っちまえ!」

ピカチュウ「ピカッ!」

ピカチュウが塵芥の流れる黄土色の激流に飛び込んだ瞬間、光球はパッとその輝きを消した。否、消したというより消えてしまったと呼ぶべきか。それもそのはず、ピカチュウは押し寄せる波に呑まれ、溺れてしまっていたのだ。

ピカチュウ「ガバボッ……ピィ〜カァ〜!」

サトシ「クソッ! ピカチュウ、かわせ!」

ジャンヌ「何をどうかわせっつーのよ。サトシ、アンタのポケモン借りるわね!」

ジャンヌはサトシのポケットから強引にモンスターボールを奪うと、地面に投げつけた。光の尾を引いてゲッコウガが飛び出す。

サトシ「おい! もっと優しく投げてくれよ!」

ジャンヌ「蛙先生、ピカチュウを助けてあげて! 溺れてしまっているの!」

ゲッコウガ「……フン」

ジャンヌ「どうして言うこと聞いてくれないのよ!?」

サトシ「そりゃバッジが少ないからさ。他人のポケモンを使役するには、ジムバッジが必要なんだよ! いいからどけ!」

ゲッコウガ「ヌ!」

サトシ「ゲッコウガ、かげぶんしん! 分身体を橋にして、ピカチュウの元まで助けに行くんだ!」

ゲッコウガ「ゲッコ!」


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