白菊ほたる「不幸と」 ???「不幸」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/05(水) 16:51:23.12 ID:O0wn2k7EO
あの発火騒動から少し後、そのスマホの後始末などを済ませた後に私たちは局の喫茶店にいました。

「む、まだ自己紹介してなかったね。僕の名前はジェラ……ああ、いや違う。ロドニーだ、よろしく」

「ほたる……白菊ほたる、です」

「白菊ほたる……どこかで聞いたような……」

「アイドルをやってるので、多分テレビとかで聞いたのでは……」

「なるほど、アイドル! それなら納得だ」

「あの、それで……」

「にしてもお腹空いたね。なにか頼もうか。ほたるちゃんはなにがいい?」

「え、いや、お構いなく……」

「そうかい? なにか食べたくなったら遠慮なく頼むといい。僕が持つから」

「ありがとう、ございます……」

そこでぺこりと頭を下げるとロドニーと名乗った男性はにこりと微笑んでコーヒーを一口飲み、ウェイターさんを呼んで軽食を頼みました。

「えっと、その、ロドニー……さん?」

「うん。なにかな、ほたるちゃん」

「さっき言ってた、不幸体質っていうのは……」

「耳聰いね。気になる?」

「はい…」

私が肯定するとロドニーさんは腕を組んで、「うーん」と唸ったきり黙ってしまいました。触れられたくないことなのかなと不安になって謝ろうと思うとロドニーさんから呼ばれました。

「ほたるちゃん」

「は、はいっ」

「さっき、君は『私も不幸』だと言った。まずはそれについて聞かせてほしいな」



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