60:名無しNIPPER[saga]
2017/07/02(日) 21:29:22.62 ID:6I4O0NUkO
「いいのよ、千歌ちゃん。だって、それが千歌ちゃんの本音なんだから」
梨子ちゃんが、私の手を握る。
「そうだよ、千歌ちゃん。それに、私は嫌われてるのにはなれてるから、大丈夫」
「曜ちゃん、何言ってるの」
梨子ちゃんが曜ちゃんの額にデコピンする。
「あいたっ」
曜ちゃんは頭をふらつかせつつも、私の手を握った。
二人の手が、繋がっていた。
二人が目を合わせた。
ゆっくりと口を開く。
「嫌いでもいい。一緒にいよう」
曜ちゃんが言った。
「好きにはなれないかもしれない、でも一緒にいようよ」
梨子ちゃんが言った。
とても、残酷だと思った。
きっと、第三者が聞いたら、非難されるかもしれない。
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