8: ◆oeRx5YHce.[saga]
2017/06/24(土) 19:32:40.36 ID:tI5dYSFO0
「もぉー。こんなに脱ぎ散らかして」
脱衣所にスーツが散乱していました。
しわができちゃいますよ?
口ではそう言いつつも、案外片付けるのは嫌じゃなかったりして。
「あれ?」
スーツのポケットをまさぐっていると何やら指先にごそっとした感触を覚えました。
『あなたのためならなんでもしますよ。
二人だけのヒミツなんてドキドキしちゃいます。
明日も楽しみですね、プロデューサーさん♪ 』
無機質なメモを彩るのは可愛らしい文字と甘い言葉。
思い浮かぶのは昼間の光景。
『この度は本当に申し訳ございませんでした』
文末の「高垣楓」は私に向かってフラッシュを焚きつけました。
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