268:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 13:50:19.91 ID:mwOZ0t6Co
伏見「はっぱ」
「まずい!」
芙蓉「ろっく」
「ごじゅうし!」
「できた。葵お姉ちゃんが掛け算できたよ。すごいね、アイリスちゃん」
(さすがです、葵お姉さま)
「よぉし、ちょっと体育館裏に来いや、アイリスゥ」
(ひぅっ!)
真「時間だな、いい加減帰ろう」
伏見「あぁー……帰ったら溜まってた仕事がたくさん……」
芙蓉「少しは休めないのですか?」
真「そうですよ。打ち上げ……じゃないけど、事件解決したんです。お疲れ会でもしましょう」
伏見「そうだね。それじゃお邪魔しようかな」
芙蓉「ふふ、腕によりをかけて用意します」
伏見「ナニカ居るだろうって言われてたけど……まさか死神とはねぇ……」
真「伊予が言うには、かなりレアな遭遇みたいですよ」
伏見「どれくらいレアなの? ツチノコ発見くらい?」
真「例えがよく分からないんですけど……11連ガチャで全部ウルトラレアがでるくらいの確率だそうです」
伏見「……私もよく分からないな、その例え」
真「数百年生きてるアイツが言うから間違いはないとは思いますけど……」
芙蓉「歴代の鬼たちの記憶にも死神との遭遇はありませんね……」
「うん、ないわぁ」
真「そうだ、アイリス」
(はい、なんでしょう)
真「あの死神、どうして諦めたんだ?」
(それは、絢瀬様が出てきたからです)
伏見「絢瀬さんが……?」
真「時間切れってことか?」
(その意味もあると思いますが……)
「いや、アイツ……皆殺しにするって言ってたでしょ」
芙蓉「そうですね、言っていました。それも本気で……なのになぜ?」
(死神が心の中で言っていました。『死なない運命なのか』と……)
真「『死なない運命』……?」
伏見「高坂さん達が……?」
(はい。何度もその時が来たのですが悉く阻止されていましたので)
真「……ふぅむ」
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