真姫「アイリスのはなことば」
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233:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 01:10:26.61 ID:mwOZ0t6Co

「わたしの……大切な人たちに――」


と言いかけたところで倒れそうになる


「あ、絢瀬さんっ」


それを梓が抱きとめた


「ゆる……さな……いっ」


梓の腕の中で怒りを露にする


その時、梓は気付いた

絵里の手の甲に何か尖ったもので刺された傷跡を



「ご主人、犯人に間違われてない?」

「みたいですね……」

(あ……はい、そのようです)

「またかよ!?」


その一部始終を見ていた死神が呟いた


「そうか。……なるほど」


(え……?)


アイリスが死神を見返した時、もうその場にソレは居なかった


「あ、ご主人! あの野郎いなくなってる!」

「……あ、あ? どこに行った?」

(どうやら諦めたようです)

「……よく分からないけど……みんな助かったってこと?」

(はい。死神にもなにかしらの規則があるようでした。
 自ら穂乃果様や真姫様の命は奪わないでいましたから)

「ふぅ……そうか……」


「……」


そのやり取りを聞いた梓は再び眠りについた絵里を壁に持たれさせ
全員の確認を行うため、部室に入った


「アリス……私は……結局なにも……」


項垂れた彼女は抜け殻になっていた

真が姿を現したことですでに計画は崩れていたのだから



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