232:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/29(木) 01:08:21.06 ID:mwOZ0t6Co
「え……?」
「なに……?」
全員の視線がそこへ集まる
ゆっくりと回ったドアノブが部室のドアを開かせる
アイリスの報告では寝ている人しかいない部屋のはずだった
(…………)
羽を飛ばしてドアの向こうにいる者の正体を探るアイリス
「……」
死神は黙って出てくる人物を見定めようとしていた
「……ぅ……ぅぅ」
左手を床につき姿勢を低くして現れたのは――
「え…り……ちゃん……」
絢瀬絵里の姿を確認し、誰よりも早く声を上げたのは真姫だった
「ぇ……?」
頭を押さえ狭い視野で声のした方へ目を向ける
真姫が壁にもたれて座っていた
穂乃果が床に横になって寝ていた
二人を確認した後、もう一人の人物を見た
それは真だった
「あなた……!」
怒りを沸かせ頼りない足で真に近づく絵里
そして、
「―――ッ!」
パァンと頬をたたいた
「ぇ……?」
真は呆然とする
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