209:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/27(火) 12:18:20.84 ID:gtFhDy4Ho
「別に、口封じに来たわけじゃないのよ」
穂乃果「〜〜ッ!!」
「……すごく怒ってるのね。さっきまで声が震えてたのに」
穂乃果「当たり前でしょ!!」
「さっきから大声出してるけど、誰も出てこないの気付いてる?」
穂乃果「え?」
「中でみんながどうなってるのか、教えてあげる」
穂乃果「……」
「絶望がそこにあるのよ。開けて確かめてみて」
穂乃果「――」
「すごい。さっきまで顔を赤くしていたのに真っ青……本当にこんな表情になるのね」
真姫「やぁ……っ……いやぁっ」
「小説ではありきたりな表現なのに」
穂乃果「う……うそ……でしょ……」
「嘘かどうかは開けてみればわかるでしょ」
穂乃果「……いや……っ……うそだ……そんな……の」
「駄目、座らないで。自分の足で歩いて自分で確かめるの」
穂乃果「……うそだ……うそだ……うそ…だ……うそだ絶対に嘘だ」
「しょうがない。いらっしゃい真姫ちゃん」
真姫「ほのかちゃんっ……ほのかちゃんっ……たすけてほのかちゃんっ」
穂乃果「あ……あ……ッ……真姫……!」
「あっさりとここまで来れるなんて……やっぱり導かれてるのね……私」
穂乃果「どうして……どうしてこんなことするの……っ」
「あなた達の命に価値があるからよ――」
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