132:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/25(日) 07:23:49.65 ID:Sez8j5keo
真「じゃあ、切るぞ」
『ザザザッ……ザッザザ――』
『捕まっても逃がしてあげるから、大丈夫って』
真「やかましい」
プツッ
真「なんで俺が犯人前提なんだよ。…はぁ……なんだか、余計な疲れが……」
……。
真「あぁ、うん。大丈夫だ」
伏見「お待たせ。はい、どうぞ。コーヒーでよかったかな」
真「お、ありがとうございます」
伏見「アイリスちゃんも。オレンジジュース」
……。
伏見「いえいえ、協力してもらってるから……。人形、二つも持ってた……?」
……。
真「すぐそこで拾ったんです。……あの子が落としたみたいで」
伏見「あの子?」
真「西木野真姫さん。さっき電話した時です」
伏見「あぁ、あの時……」
真「俺は家を知らないので……どうしようかと」
伏見「私が返してあげようか?」
……。
伏見「うん、いいよ。お安い御用です」
真「いや……やっぱり」
伏見「?」
真「仲直りのために、自分で渡して来たらどうだ?」
……。
真「それは、会ってみないと分からないだろ?」
伏見「喧嘩でもしたの……って、『視える』の、西木野さん……?」
真「そうみたいです。あの子、小さいころそういう体質だったのかも」
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