真姫「アイリスのはなことば」
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133:名無しNIPPER[saga sage]
2017/06/25(日) 07:26:10.12 ID:Sez8j5keo

伏見「へぇ……気付かなかったな」

真「そういうことだから。がんばれ」


……。


伏見「それで……あの時、なにを言いかけたの?」

真「犯人のことなんですけど」

伏見「うん。……ごくごく」

真「家のネトゲ廃人が言うには、憑りつかれてるらしいです」

伏見「その憑りついている方は……人間の命令を聞いたりするの?」

真「無いこともないんじゃないかな、と。……俺のような人種もいますから」

伏見「問題なのは……憑りつかれている犯人が、
   ソレを意識して利用しているのか、無意識に利用されてるのか……だね」

真「……前例はあるのか、家に帰って聞いてみます」

伏見「お願いします。相談役にはあとで、詳しく話を伺いたいので、よろしくと」

真「分かりました」

伏見「はぁ……嫌な予感はしてたんだよなぁ……。
   そっち系は完全に真君頼みになっちゃうじゃん……」

真「学校側のことで何かわかったことありますか?」

伏見「うん……。学校に犯人は居ないって裏付けは取れたことと、あとは……」

真「……」

伏見「去年、2年生が置き引きにあってるね。……あとは、特になし」

真「裏付け?」

伏見「バイト先と、あの日あの場所ですれ違った学校の生徒はいないってこと」

真「結構人通り多いですよね」

伏見「西木野さんと目が合うくらいの距離だから、学校の生徒だったら他の子も気付くと思う。
   1年、2年、3年とあのグループには揃ってるからね」

真「それでも……人を判別するのは難しいのでは……?」

伏見「音ノ木坂学院は、生徒数の減少で全校生徒が少なくてね」

真「なるほど……」

伏見「犯人が近くにいるかもしれないって可能性を少なくとも学校内の人間は排除できた」

真「でも、犯人はあの子に近づこうと思ったらいつでも近づけるわけ…か……」

伏見「そういうことだね。聞くまでもないけど、あの子たち……窮地に立たされてる?」

真「……そう考えて動いた方がいいと思います」

伏見「……わかった」



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