34: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2017/06/25(日) 02:05:37.49 ID:zKrhlsv70
百人規模で人が死んでいるはずの墜落事故に対して、そう言う物言いができるという時点で、やはり稀有もどこか螺子が外れているのだ。俺はそれを肯定こそしないが、否定もまたしない。
誰かをとやかく言えるほど、俺だってまともではないのだから。
「あとは……ほら、銀輪部隊が再結集ですって」
35: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2017/06/25(日) 02:06:06.06 ID:zKrhlsv70
「とりあえず見せてみろ。少し不安になってきた。検閲だ」
「いやらしいページは見てませんよ」
36: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2017/06/25(日) 02:06:33.28 ID:zKrhlsv70
それは依頼の電話である。このご時勢においても、俺と稀有は携帯電話を持ち歩いていない。だから全ての依頼はこの事務所の黒電話へとかかってくる。
電話が鳴るのは別段珍しいことではないはずだった。
だのにどうしてだろう。嫌な予感がして――あぁそうだ、この感覚は昔味わったことがある。自分より強い相手に戦いを挑まなければいけないときに酷似している。
37: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2017/06/25(日) 02:07:35.38 ID:zKrhlsv70
――――――――――――――――
今回はここまでとなります。
38:名無しNIPPER
2017/08/23(水) 23:20:28.99 ID:2l/iPMWt0
生きてた!
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